プロ意識持てプロ意識

「食」それは人間の三大欲求の一つである。
特にGo!Go!タイガー一向は撮影第一、食が第二と定義されているほど重要視されている。
重要視される理由としてはただ単に「食いしん坊」な野郎が揃っているからである。
どれだけ食いしん坊な野郎かというとGo!Go!タイガーで行く食事は基本食べ放題、焼き肉はもちろんのことすき焼き、しゃぶしゃぶ、 カレーに至るまで食べ放題でなければ気が済まない
以前ADの青ドンが「食べ放題では美味しくない、多少負担するので普通の焼き肉に行こう!」と焼き肉に行ったことがあった。
いつものペースで食べるだいしとまさち、お会計はあれよあれよと言う間にリミットを超えAD青ドンのボーナスに大打撃を与えた 過去がある。
また、AD青ドンのスポーツイベント参加で大阪に行った時はたこ焼き店をハシゴ、更に串かつを食べる食べないで大喧嘩にまで発展 した事もあった。

今回Hen-Gin-Len汗と笑いの17日間の企画段階で懸念事項の一つだったのが「食」である。
口に合わなかったら…などまさちから心配の声が上がったのも事実である。

そんな心配は裏腹に初日からアクセル全開のGo!Go!タイガー一行は安いのを良いことに連日食べて食べて食べまくるのだった。
タイの1食は日本の1食と比べると量が少なく、物足りないことが多々あった、そこで1人2人前を基本に毎食注文、レストランや 食堂ではウエイターに聞き返されるのが常になったのだ。

感動のアンコール・ワットを堪能したGo!Go!タイガー一行、無事に撮影も完了しタイバンコクへ戻るのだった。
カンボジアとタイの国境を越えタイ側の車へ乗り換えるのだが中々お目当ての車が来ない、日本の場合時間厳守は基本中の基本 なのだがここは東南アジア、時間に遅れるのはお家芸でもある。
時刻は12時を過ぎ空腹感からイライラが募る、こんな時に限って南国特有のスコールが降ったり止んだりを繰り返し屋根のある 所に避難、さらにイライラが…

30分以上遅れて車が到着、運転手が手早く荷物を積み込み乗客がそれに続く、車は30分ほど走り田舎の食堂に着いた。
運転手の説明によると「食べたい人はここで食事をしてくれ」とのこと、空腹のGo!Go!タイガー一行はいつも通り1人2食を注文 料理が来ると撮影もそっちのけで無心に食べたのだ。

食事を終えると車はバンコクへ向けて猛スピードで疾走 荒れた舗装の上を猛スピードで走るので車内は常に上下するほどの振動と揺れが襲う、まさちは暇つぶし用に持ってきたPSP で動画を鑑賞を楽しんでいる

2回ほど休憩を挟みやっとのことでバンコクに到着、一緒に乗り合わせたファラン(白人)と簡単な挨拶を交わし車を降りた。
時間は18時を周りいつもだと飯の催促が出る頃なのが腹がへる気配はなくむしろ気分が悪い とりあえずホテルに入ろうという事になり迷いながらやっとのことでホテルにチェックイン 雪崩れ込む様にベッドにはいるまさち、ここで様子がおかしいことに気が付いた。

翌朝、だいしがまさちの部屋を訪れると布団に潜り込んでいた。
実はだいしも僅かではあるが吐き気を催しており、前日に嘔吐までしていたので特にまさちの容態が気になっていた。

容態を尋ねると「吐き気」「胃の痛み」がピークに、そして隣室から一晩中鳴り響くコーラン(イスラム教のお経)によって 不眠に陥っていた。
あまりにも辛そうなまさちを見かねてだいしが冗談半分で提案をした、「病院行く?病院…」実はだいしには考えがあった。
Hen-Gin-Len企画の段階で『海外旅行保険への加入』を必須としていたので海外旅行保険を使って無償で治療を受けることが できるハズと考えた。
更にタイ・バンコクへ移住を考えているだいしにとっては良い経験になるという魂胆もあった。

早速保険証券を準備して国際電話で保険会社に電話をしてみた。
保険証券には「コレクトコール(着信社支払い)」でかけてくださいと書いてあったので電話代も基本的には無料でかけることが できる。
※ホテルからから電話交換手までの通話料はわずかだが取られた。

事情を伝え保険適応の対象である事を確認し、早速インターネットで病院を調べ始めるだいし

まさちのカバンの中から保険証券を取り出し旅行保険の手順をチェック 保険を利用方法は?治療費は?など疑問があったのでとりあえず国際電話で保険会社に連絡をしてみることにした。

保険会社に連絡すると加入者の本人確認、症状などを聞かれ事情を話すと「保険適応になる」とのことで一安心、さらに バンコクホスピタルはキャッシュレスで受診可能とのことで好条件だった。
早速タクシーを手配して病院へ向かう事になった、海外で救急車の利用は優良な場合が多く緊急性を必要としなければ タクシーで移動が懸命だ。

ちなみにタイの場合は日本のような公共の救急車は存在しない、代わりに寄付で運営されている民間の救急なるものが存在する。
民間の救急車と言ってもこれはやはり交通事故などの現場に駆けつける救急車なので今回のような下痢や嘔吐程度では到底 利用することは困難である。

ホテルのベルボーイにタクシーを頼むと1台のタクシーが車寄せに着いた。
さて乗り込もうと思ったらタクシーの運転手とベルボーイが言い争いを始めたのだ、どうやら侵入帰任し場所からタクシーが 乗り入れたらしくそれを注意された運転手が怒り出し言い争いに発展していた。
こちらはいち早く病院へ行って欲しいので病人が居ることをアピール、なんとか病院へ向けタクシーが動き出したのだがここは バンコク一筋縄には行かなかった。

バンコク名物の重体にはまってしまったのだ、こうなってしまったら早期の到着は絶望的、気長に待つかバイクタクシーを利用す る他無い。

タクシーを走らせること1時間弱、やっとのことでバンコクホスピタルに着いた。
まさちをソファーに座らせレセプションへ向かい「日本人専門外来」の場所を聞くと愛想よく2Fにあると教えられた。

まるでホテルのように綺麗な病院内を衰弱しきったまさちを連れ歩くのだった。

ここからがとにかく早かった
受付で問診票を記入、海外旅行保険で支払うための手続きを終え待合室で待機

10分ほどで名前を呼ばれ体重、身長、血圧、体温などのチェックを受けた。


更に10分ほど待合室で待ちドクターの診察を受ける
ドクターの判断は断定はできないが食あたりが濃厚、1日入院することを勧められたが「処方された薬をしっかり飲む」事を 条件に点滴を打ち日帰りで帰れることになったのだ。

約2時間ほど点滴を受けるまさち
多少なりとも体力は回復し良い方向に向かってきた。

点滴が終わりある程度体力が回復したのでホテルに戻ることになった。
受付で処方箋をもらい会計、薬局へ向かった。

まずは会計へ
もちろん旅行保険適応で無料になっているので書類にサインをするだけでOK
領収書を添えて後から申請…などの手間が省けるのでキャッシュレスで受診できるのは好都合だ

そして薬局でくすりの処方
4種類の薬を4日分処方されまるでおしゃれなカフェの様な袋に入れてくれた。


無事に受診を終えホテルに戻ることに
病院の車寄せからタクシーで帰ることにした、ベルボーイが居たのでホテルの場所を伝えると手早くタクシーを手配してくれた。

タクシーを待っている間往来する車を見ていると高級車ばかりだ
それも1ケタ、2ケタナンバーばかり(タイでは1ケタ、2ケタナンバーはプレミアが付き物凄い値段がする)
タイでの高級外車は関税率300%以上がザラにある、そのため日本の2〜3倍の価格は当たり前、そのようなステータスの人達が 出入りするバンコクホスピタルはタイで、いや東南アジアで一番安心できる病院ではないだろうか?

パタヤに行った時に偶然バンコクホスピタルの看板を見つけた。
その場でまさちに「また食あたりになっても安心だね」などと冗談を飛ばしたりなどしていたのだが後日気になって調べてみた。

どうやらバンコクホスピタルは世界的なリゾートで有名なプーケットを始め、タイ全土主要都市にある様だ。